お疲れ様です♪Stylewearスタッフのsasaです。
もうすぐ年度末ですね!
我が子は4月から新1年生になります!
新しい環境にうまく馴染めるかな?友達できるかな?なんて、
親の方が今からソワソワしちゃいますね。
進級進学を目前に、子どもたちが新生活を無事に迎えられるか、子どもより親が心配してしまうことありますよね。でも、今から親がしてあげられることって何があるのでしょうか?
新しい環境でも、上手に自分と向き合っていくには、「自己肯定感」を高めてあげることが大切です。
自己肯定感を高めるには、子どもへの適切な「言葉かけ」が大切になります。
そもそも、自己肯定感とはどういう意味でしょうか?
引用元:「自己肯定感(じここうていかん)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
自分の一番の味方は自分。自分を大切にできる人は、新しい環境でも前向きに進んでいけますよね。
本記事では、子どもの自己肯定感を高めるために抑えておきたいポイントを4つにまとめてご紹介します。
- 子どもの視点に立つ
- 子どもの行動を認める
- 子どもが自分で考える力を身に着ける
- 子どもの力をさらに伸ばす
まもなく新生活が始まるこのタイミングに、自己肯定感を高める子どもへの言葉かけを始めてみましょう♪
子どもの視点に立つ
何回も同じことを子どもに言っているのに、なんで子どもはすぐに動かないんだろう?
そんな時こそ、一度子どもの視点に立って考えてみてください。
✓今は何をしているのかな
子どもは、今目の前の興味を持って取り組んでいることを認めてほしいのです。
なので、まずは今子どもがしていることの判断を認めてあげてください。
画像出典:Pinterest
例えば、子どもが今遊びに夢中になっているとき、親が頭ごなしに「早く片づけて!出かける準備して!」と言っても、言った事をすぐに聞き入れてくれません。
そんな時はまず、「何してるの?上手に遊べているね」と子どもがしている事を認めてあげます。
その次に、「それが出来たら着替えてくれるかな?」と物事の順番を伝えてあげてください。
初めはうまく声掛けできなくても当たり前なので、繰り返し実践してみてください。
自分の判断を認めてくれたということが、自己肯定感を高めていきますよ。
✓本当はどうしたいのかな
子供はまだ語彙力が乏しいため、「嫌だ」「やりたくない」の一言ですませてしまいがちです。
子どもの気持ちを認めてあげたいが故、「嫌ならやらなくていいよ」と言うのは注意が必要です。
ここで、「嫌だ」「やりたくない」の真意を確認します。
すると、「一人ではやりたくない」「この服が汚れるからやりたくない」「誰かと一緒ならやりたい」と、本心が見えてきます。
本当はどうしてやりたくないのか、大人が言葉をくみとって、真意を聞いて上げることが大切です。
✓何に興味を持っているのかな
子どもが今何に集中しているかが分かれば、頭ごなしに注意をすることがなくなります。
まずはなぜその事に集中しているかを観察してみてください。
たとえば、積み木を投げ始めたら、今は投げることに集中している時です。
そんな時は、「投げるのが上手だね」と投げることの事実をまずは認めます。
「でも、積み木は投げるものじゃないから、ボールを投げて遊ぼう」と間違いから正しい方へ導きます。
子どもが夢中になっているタイミングを逃すことなく、遊び方を教えてあげられますね。
子どもも自分のやっている事を否定されたと感じることなく、集中し続けられますよ。
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子どもの行動を認める
いろんなことに興味を持つ好奇心旺盛な子どもたち。
大人にとってはできて当たり前のことでも、子どもにとっては毎日が成長の連続です。
だからこそ、できたことへの声掛けを忘れずにしたいものですね。
✓注意をする前に
子どもがほかの人に迷惑をかけないか、つい注意ばかりしてしまっていませんか?
まず注目すべきは子どもができたことです。
たとえば、電車やレストランで子どもが数分でもじっと座っていられたら、
「じっと座っていられたね。」「あと〇個目の駅で降りるね」と声掛けしてみましょう。
子どもは親が注目してくれることが嬉しいので、注目されたことを繰り返し頑張ります。
褒められても注意されても親が注目してくれることが嬉しいのです。
まずは、子どものできたことに対して声をかけてあげてくださいね。
✓感情的になる子に
子どもにとって、自分の気持ちを言葉で表現することはまだまだ難しいものです。
そのため、感情的になるとついつい手がでてしまうお子さんもいますよね。
親は手がでたことに対して叱ってしまいますが、そこではまず、子どもの気持ちを知るチャンスだと考えてください。
子どもは外での生活で気持ちがもやもやしているかもしれません。
「どうしたの?お友達と上手に遊べなかったの?」と声をかけて、手をあげるのではなく、言葉で表現することを親が示してあげます。
親が叩き返したり、絶対に叩くな!と無理に約束させる事はNGですよ。
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✓まずはやらせてみる
子どもが「やりたい!」と思ったことは、ひとまずやらせてみて、子どもの気持ちを受け止めてあげます。
少し難しい内容ですが、たとえば男の子が「ドレスを着たい」と言った場合。
今はだいぶ姓について受け入れられる世の中になってきましたが、自分たちの子どもの頃には学ぶことがなかったですよね。
だからこそ、親としては受け入れられない人もいると思います。
でもまずは「ドレスを着たい」という気持ちを受け止めてあげます。
その時に、「お友達の中には、ドレスは女の子が着るものと思ってる子もいるよ。どうする?」とほかの人の意見も一緒にお話ししてみるといいですね。
子どもが大きくなるにつれて、理解することが難しいことも増えてくると思います。
そんな時は、まず子どもの「〇〇したい!」という気持ちを受け止めてあげてくださいね。
子どもが自分で考える力を身に着ける
何かする時に、子どもが自分の考えに自信を持って動けたらいいですよね。
✓判断は子どもにゆだねる
自分で判断する機会が多くなると、自分で考えて動くことができるようになります。
それは、宿題や習い事の練習をする場面でも生かされてきます。
たとえば、親が「早く宿題をやりなさい」と声をかけても子どもはなかなか動かないですよね。
なぜなら、今目の前のことに集中しているからです。
そんな時は、「宿題はいつやる?」とまずは子供に判断を委ねてみます。
「今やってることが終わったらやる」と、子供に宣言してもらいましょう。
自分でちゃんと区切りをつけたほうが、始めやすくなるからです。
親としては今すぐやって欲しいという気持ちがありますが、子どもが考えて動くような声掛けをしていきます。
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✓子どもの気持ちに寄り添って提案をする
子どもの悩みに対して、気持ちに寄り添った提案ができると、いい関係性を築いていくことができます。
気持ちに寄り添うには、子どもの言葉の真意を親が読み解いていく必要があります。
たとえば子どもが、「幼稚園に行きたくない」と言ったら、親は「行ったら楽しいよ」と説得したくなりますよね。
そう言いたい気持ちをぐっとこらえて、「行きたくないんだね」と子どもの気持ちをまずは受け止めてあげてください。
親が気持ちを認めてくれたことが分かると、子どもはなぜ行きたくないかを話してくれます。
その理由を聞いて、「じゃあこうしたらどうかな?」と親が解決案を提示してあげるといいですね。
ここで大切なのが、親が答えに誘導するのではなく、その答えは子どもに判断させます。
この方が、子どもが大きくなった時に自分で考えて行動できる力になりますね。
小さいころからこういう話が出来ていると、将来子供が親に悩みを相談しやすくなる関係性構築にもなりますよ。
子どもの力を伸ばす
子どもの力を伸ばしていくためには、手取り足取り教えるのではなく、子どもの背中をそっと押してあげるようにします。
✓親がやらせたいことに誘導しない
子どもは好奇心旺盛なため、「やってみたらどうなるのかな?」とまずは気持ちが動きます。
親としても、せっかく始めたことだから続けてほしいものです。
幼少期の習い事で考えるポイントは、スキルを手に入れるよりも、努力の仕方を学ぶと考えてください。
・褒めるor挑発する
・1人or誰かと一緒に
・発表の場があるorない
・ライバルがいるorいない
・朝or夜
親としても、あまり気乗りしない子どもに対して続けさせるより気持ちが楽になりますよね。
親がやらせたいことに無理に誘導するのではなく、子どもの興味を観察しながらやってみてくださいね。
✓自発的な我慢を認める
子どもが自分で決めて我慢したことに対しては、親はその我慢を認めてあげるようにします。
そうすることで、自分の心をコントロールする力が身についていきますよ。
親は、我慢している子どもの心をくみとって、その気持ちを言葉で表現してあげることが大切です。
たとえば、高いところが苦手で泣きたいけど泣くのを我慢して登っているとき。
また、登りきった時に「頑張ったね、えらいね」と声を掛けたくなりますが、できることが当たり前というプレッシャーになるので注意が必要です。
子どもが自発的な我慢をしてできた事は、そのまま事実を言葉にしてあげるだけでOKです。
✓中立の立場をとる
兄弟喧嘩は歳の離れた人との折り合いの付け方や、解決策を学ぶ機会になります。
親は毎日のことなのでまた始まったとうんざりしてしまい、喧嘩をやめさせるために怒り、子どもが泣いて終わることが多いと思います。
やめさせたい気持ちはぐっとこらえて、兄弟喧嘩がはじまったら親は通訳として徹するようにしてください。
ポイントは、どちらが良くて、どちらが悪いかの判断をくださないことです。
とにかく、子どもたちの主張をお互いに伝える役に徹します。
そのうち、お互いの言い分が分かり折り合いがつきます。
そうやって、自然と解決策へ導かせるために、親は中立の立場で通訳に徹するといいですね。
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子育てへの不安をなくす言葉かけ
子育てには心配や不安はつきものですよね。
ここでは、子どもとの信頼関係の築き方や、他人との関わり方について紹介していきます♪
✓信頼関係を築くには
信頼関係を築くには、日頃から話しやすい関係作りを心がけたいものです。
子供は自分の話したことを怒られる、興味がないだろうなと感じる相手には話しづらくなります。
大人でもそうですよね。
いつも「〇〇しなさい!〇〇できないとだめだよ。」なんて声掛けをしていたら、話をしたいと思いませんね。
「今日は幼稚園で、何するの?」など、子どもの興味をひきたてる話しかけを心がけてください。
そういう日頃の積み重ねが、話しかけやすさを作り、信頼関係の構築へと繋がっていきます。
✓心のケアには
子どもの情緒的な反応には、いつでも向き合うようにしていきます。
たとえば、下の子が産まれたタイミングで赤ちゃん返りをすることがありますよね。
そのときはもう、「お姉ちゃんだから、お兄ちゃんだから我慢して」と突き放さずに応えてあげることが大切です。
上の子とふたりきりの時間を作ったり、スキンシップをとったり、30分でもいいのでリラックスした時間をとるようにします。
今まて赤ちゃん返りがなかったなと思っても、小学校・中学校で表れることもあります。
そんな時は、赤ちゃん返りかな?と受け止めてあげてください。
情緒的な反応はいくら対応しても害はないので、いつでも受け止めてあげてくださいね。
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✓他人と比べるときには
人と比べることで子ども自身も、自分に出来ないことは何かを認識することができます。
ただし、「〇〇ちゃんは文字が書けるのに、あなたは何でできないの?」と否定しないことが大切です。
子どもの数だけ好きがありますし、好きなことは続けることでできるようになっていくものです。
子どもが好きなことはなにか?を見つけ、出来ないことは1年後できることを目標にするといいですね。
本当の比較対象は過去の自分です。
人との競争ではなく、自分との競争だという見方ができるようになると、努力し続けられる子になりますよ。
なので他人と比較はしても、否定はしないことが大切です。
最後に
子どもの自己肯定感を高める言葉かけを今までできていなかったと、自己嫌悪に陥ることはありません。
子どもは親の知らないところでも、他の人から認められ、育っています。
だから、仕事で人に預けてばかりいるという人も、子どもに対して「ごめんね」という気持ちは不要です!
そうではなく、「ママもパパも仕事で頑張るから一緒に頑張ろう!」と、共同体として考えるといいですね。
また、「自分で頑張って子供を育てないと」と意気込む必要もありません。
子どもはみんなで育てるものと考えた方が気持ちが楽になりますよ。
ここまでの情報は、天野ひかりさん著書「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」より、ポイントをピックアップさせて頂きました♪
日常のちょっとした場面で「ここではどんな言葉をかけたらいいんだっけ?」という内容が4コマ漫画と共に分かりやすく描かれています。
ぜひ、自己肯定感を高める言葉かけの参考に読んでみてくださいね。
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