みなさんこんにちは、Stylewearスタッフのsasaです。
湿度が高くなるこの季節、肌に触れる服は着心地のいいものを探して買うようになりました。流行りばかりを追いかけるのではなく、自分にとっての心地よさって大切だなとしみじみ思います。
服だけに限らず、家や人間関係など、自分の身の回りのことはすべて心地よさが大切。
自分にとっての心地よさが分かっている人って、なんかセンスがいいなと感じますよね。
シンプルで余計がないことにセンスの良さを感じますが、何が余計なものかを知るために、あえて余計なことを試すことでもセンスは育まれていくもの。
そんなセンスは、すぐに身に付くものではなく、日々の暮らしの中で磨かれていくものです。
・シンプルで心地よい言葉・物を選ぶことで、人間関係や空間が整う
・“ちょうどいい”を妥協せずに探す姿勢が、日常を豊かにする
・空間や持ち物の選び方で、暮らしと心を整える
・人付き合いや街歩きは、心地よいコミュニケーションを大切に
本記事では、センスを磨くための、モノや言葉、空間の整え方をまとめてみました。
シンプルで丁寧に暮らすことは、心の余裕にも繋がりそうでね。
毎日忙しく過ごしている方はちょっと手を休めて、自分の暮らしを見直してみてはいかがでしょうか?
日常の過ごし方や物の選び方
シンプルで心地よい言葉を選ぶ
シンプルなデザインは、時代を超えて親しまれています。
それは「言葉」も同じです。
自分が発する言葉で、親しみが生まれ、人を引き寄せることができます。
だから、マイナスな言葉や、人を傷つけるような言葉はいりません。
自分軸で物事を見極められる感じのいい人が集まるところには、誰かの悪口や噂話はありません。
触れて心地いい、そんな言葉だけを選ぶようにします。
妥協のない”ちょうどいい”を探す
「何でもいい」ではなく、「ちょうどいい」を探し求めると生活が楽しくなります。
今や何でもオンラインで揃う時代。
歩き回って探すのが面倒だから妥協して買うことは、行動範囲を狭めてしまうことになります。
たとえば、雨が降ったらコンビニで傘を買えばいいやではなく、自分にとっていい感じの傘を探してみる。
傘ひとつとっても、いろんな柄や色味であったり、触り心地やサイズがあります。
何でもいいから買おうではなく、時には自分にとってちょうどいいものを探し求めてみます。
無駄遣いも心を豊かにする「投資」になる
画像出典:Pinterest
買い物は、失敗してもいいから挑戦してみることも大切です。
物価高で、無駄遣いができないのも事実ですが、積極的な消費も時には必要。
買うのを我慢ばかりするのではなく、たとえば毎月決まった金額を決めて無駄遣いしてみてもいいですね。
失敗してもいいと思うと、思い切り挑戦もできるものです。
失敗してもいい積極的な消費は、心もおだやかにしてくれます。
空間づくりと物の持ち方で暮らしを整える
自分の感性に合った「ちょっといいもの」で空間を整える
思い込みを捨てて、心地良い空間をデザインすることで、暮らしをもっと楽しむことができます。
例えば、ちょっといいものを空間に紛れこませてみる。
それは、世間からみて評判のいいものではなく、自分の感性にフィットするものです。
玄関やデスク周りには、自分のお気に入りを集めたスペースを設けたり。
背の低い家具を置いて、白い壁に絵を飾り、まるでギャラリーのようにして楽しんだり。
空間をデザインすることで、自分固有の暮らしを楽しみます。
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整理・掃除・不要なものを手放す
毎日の掃除や物を手放すことが習慣になると、心の清掃になります。
物事を始める時に目に入る範囲で何かが残っていたら、気が散らないように片付けをします。
やり方はシンプル。
買い物をする時は、服を1着買ったら持っている服を1着手放す。
たくさん本を集めているなら、いつでも取り出せるオープンな棚に並べられるだけの数に絞る。
ゴミもこまめに捨てる。
荷物が届いた段ボールは、すぐにゴミ置き場へ持っていく。
そうやって、日々の暮らしを整理していくことを意識します。
「いいもの=高価なもの」ではない
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センスを育てるということは、自分的にちょっといいなという本能や感覚に素直になることです。
自分がいいなと思ったものを選んで買うようにします。
高価なものなら長く愛用する為に買えばいい。
流行りのものをあえて買わなくても、買った後で流行る場合もあります。
また、いいもの=高価というわけではありません。
たとえ安価でも、工夫して自分流にアレンジする楽しさがあります。
最近は、100円均一 や スリーコインズでも、普通にいいものはたくさんありますよ。
でも、外に開ける空間については、適当なものではなくちょっとお金をかけてみるのもいいですね。
来客用のスリッパはお客さんを迎えるものだから、ささやかですがいいものを揃える。
自分の本能や感覚に素直に、いいものを選んでみてください。
服装の哲学
ファッションは自分のためだけではない
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ファッションはあくまでも、景色のになるための装いと考えます。
他人にとっては「景色」になるので、自分のエゴであってはいけないのです。
今日自分が会う人や街ですれ違う人に対して、尖りすぎていたり、無言の攻撃になってはいけない。
だから、自分が困った時に周りからのサポートを受けたいなら、質の良い服を選ぶようにします。
「この人は丁寧に選んで決める人だな」という印象になりますよ。
高価な服でなくても大丈夫。
装い一つで、周りからのサポートの仕方が変わります。
家の中でも質の良いものを着る
日常で着る服は、家の中であってもいいものにこだわるようにします。
いつ見られてもいい格好をしていたら、突然誰かが来ても慌てずにすみますよ。
油断はしないけど、常に力を入れることはせず、緊張と緩和のバランスをとっていくイメージです。
外出時の服を選ぶ時は、装いを決める時間そのものも楽しむようにします。
服に合わせた自分を演じるのではなく、自分が着てて心地いいと思う服を選ぶようにしましょう。
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センスを磨くためのひと工夫
心地いい服にするために、時には自分のサイズ感に合わせる工夫も必要です。
服でも小物でも、ちょうどいいものにたどり着くには、もちろん失敗もあります。
サイズ調整やアレンジを楽しみながら、「ちょうどいい」を追求していきます。
例えば帽子は、頭のサイズと被ったときの合う合わないが難しい。
だからサイズが大きいと感じたら、乾燥機でわざと縮めてみる。
不要だと感じたら服のフードはとってしまう。
フィット感にこだわってとことん作り込み、その過程をも楽しんでいきます。
街歩きと人付き合い
モノよりもコミュニケーションにお金をかける発想
街歩きをするなら、”ごきげん”を持ち歩くようにします。
何をしているか分からない人でも、いつもおだやかでにこにこ。
装いも質が良いと、初めましてのお店でも愛想よく反応してくれます。
お店に入るときは、こちらから「こんにちは」と声をかける。
相手からも「こんにちは」と返ってきたらラッキーと思い、楽しい会話を始めましょう。
レストランでも長居は無用。
物そのものではなく、コミュニケーションにお金をかけるイメージです。
会話は「腹八分目」がちょうどよい
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人付き合いで大切にしたいのは、相手に依存しすぎないこと。
そして、会話にはユーモアをそえることです。
要望は必ず相手の中にあるものだから、相手をじっくり観察して、感じ取っていくことが大切。
会話は腹八分目でおさえて、また次回に持ち越すぐらいがちょうどいいです。
メールでも調子よくやりとりをしていたのが、いきなり止まることもあると思います。
でもそこで急かされたら嫌だろうなと想像して、催促はしません。
ユーモアと配慮をもって、接するようにします。
まとめ
自分にとって「ちょうどいい」を見つけることや、言葉やモノを丁寧に選ぶことで、センスは磨かれていくことが分かりました。
自分がちょっといいなと思ったもので空間を彩り、その分余計なものは手放していきます。
心に余裕ができると、街歩きや人との会話もご機嫌に楽しめますね。
・シンプルで心地よい言葉・物を選ぶことで、人間関係や空間が整う
・“ちょうどいい”を妥協せずに探す姿勢が、日常を豊かにする
・空間や持ち物の選び方で、暮らしと心を整える
・人付き合いや街歩きは、心地よいコミュニケーションを大切に
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プロダクトデザイナーである秋田道夫さんの日々の暮らしや、ファッションのこだわりなど、写真と読みやすい文章で綴られた一冊です。
随所に秋田さんのこだわりを感じますが、決して背伸びをせず、むしろこだわりそのものを楽しんでいる姿は読んでいて楽しいですよ。
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