子育て中のみなさん、毎日お疲れ様です。StyleWearスタッフのsasaです。新しい生活が始まる4月。自分の子どもは、新しいクラスでお友達と仲良くできるかな?毎日、楽しく過ごせるかな?と自分のこと以上に心配になりますよね。
子育てをしていたら、誰もが子どもの幸せを望みます。
でも、現実は怒ってばかりの毎日。。なかなか上手くいかないことも多いですよね。
- 毎日、子どもと楽しく生活するにはどうすればいいかな?
- あの時、怒る必要なかったのにな~と、迷うことも。
そんな時は、自分が子どもだった頃を、思い出してください!
最初からなんでも完璧にできる子どもはいませんよね。
また、物事に興味がでるタイミングも、年齢によって変わってきます。
そのタイミングが来た時に、親が子どものサポートを出来れば、親も子どもも楽しく過ごすことができると思いませんか?
子どもは親からの信頼を感じることで、失敗しても立ち直れる場所がある安心感がわき、いろんなことに挑戦していけます。これが、自立へとつながっていくのです。
どう接すれば、子どもの自立心は育つのかな?
親はどう接していけばいいのかな?
具体的にはどうすればいいか、詳しく見ていきましょう♪
子育てに求められていることは?
子どもが産まれたその瞬間から、急に親としての生活が始まります。
はじめは右も左も分からないので、一番身近な自分の親に聞くことも多いのではないでしょうか。
ここで気を付けたいのが、時代の変化とともに、子育ての形も変わってきているということです。
今の時代、どんな子育てが求められているのでしょうか?
子どもをサポートする育て方
子どもの育て方は、いくつかに分類されます。
子どもを応援・支援する型、言いつけを守らせる型、子どもの好きな様にさせる放任型、体罰を加える虐待型。
この4つの型で、将来子どもが幸せを感じやすく、収入も多いという結果が出たのは、「応援・支援する型」で育てられてきた子どもです。
あくまでも確率が高いということですが、その傾向は高くでています。
社会に出たときに必要となる、自分で考える自立性、協調性、行動を決定できる判断力は、親の応援・支援でその強みが育っていきます。
応援・支援をすることで、子どもの自立を後押しできます。
後の章で自立のためのポイントを記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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愛情を伝える
子どもへの、愛の伝え方も大切です。
愛情を感じられていない子どもは不安になりやすく、非行に走ってしまう傾向があります。
愛情の伝え方は、大きく分けて2つあります。
スキンシップや言葉で伝える方法と、プレゼント等のギフトで伝える方法です。
自分の欲しいものがもらえることはとてもうれしいですが、短期的な効果になるので、スキンシップや言葉で伝える方が、より相手に深く愛情が伝わります。
ぜひ、意識して伝えるようにしてみてください。
筆者も、仕事で出かけることが多いので、出かける前や帰宅後は、出来るだけ子どもとスキンシップをとる様にしています。視覚的に伝える方がより愛情を感じやすいことから、歯磨きの時などに、抱っこをしてぎゅーっとする姿を洗面台に映したりしています。
話をしっかり聞く
嬉しいことがあった時は、大人でも話を聞いてもらいたいですよね。
子どももいいニュースは、親に聞いてほしいもの。
いいニュースを一緒に喜んでくれる親とは、いい関係性をつくることができます。
そして、子どもからいいニュースを聞いたときは、ぜひ思い切り褒めてあげてください。
褒められることで、子どもの自己肯定感があがりますし、いいニュースをシェアできる人は信頼できるので、困ったときや悩みがあるときも話してくれやすくなります。
子どもが話し始めた時は、忙しくてもぜひ手をとめて、耳を傾けてあげてください。
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子どもの自立心を育てるポイント
大人も、仕事を任されると嬉しくて、やる気がみなぎります。
試行錯誤をしながらも、目標に向けてがんばって進めていけますよね。
それは、子どもも同じです。
やりたい!という気持ちがあれば、失敗しながらも、上手く出来るようになるまであきらめずにやり続けるのです。
それが子どもの自立にも、繋がっていきます。それでは、親はどうサポートしていけばいいでしょうか?
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成功は褒めて失敗を怒らない
大人になって、何かしら成功している人に共通するのは、「やればできる」という、柔軟な考えを持っている人です。
こういう人は、難しいことでも前向きに立ち向かい、その過程で、どうすれば上手くいくかを研究し、努力することを繰り返します。
そして、それを楽しんで取り組み続ける力があります。
そのため、子どもが上手く出来たときには、「天才!」と終わるのではなく、その過程や努力をほめるようにしてください。
反対に、できなかった時は、才能が無いと悲観するのではなく、「今はまだ練習中!」と励まして、いろいろ手伝ってあげたい気持ちをぐっとこらえて、子どもを見守っていくようにしましょう。
そうすることで、子どもの中で「やればできる」という自信が、自然と身についていきます。
強みに目を向ける
誰でも、その人にしかない強みを持っています。
しかし、ついつい人の弱みにばかり目が行ってしまいがちです。
子どもに対しても、出来ていないことに怒ってばかりいませんか?そうではなく、子どもの出来ている所=強みに目を向けるようにしてみてください。
強みの見つけ方は、子どもがとても好きなことや得意なことからです。
家の中で走り回って騒がしい子でも、外ではすごく早く走ることができたり、人見知りでも、小さい声でちゃんと人にあいさつが出来ていたり、日常の些細なことに強みは隠されています。
ここで気を付けたいのは、親から「すごい!」と言われることが嬉しくて、本当は好きではないことをやっている場合もあること。
そこで、他人からのフィードバックにも目を向けてください。
学校の先生や周りの親達から褒められたことから、その子の本当に好きなこと、やりたいことが見いだせるかもしれません。
そして、それを強みと捉え、伸ばしてあげましょう。
決定権を持たせる
みなさんの中には、「テストでいい点をとったら欲しい物を買ってあげる」と、親から言われた経験がある人もいるのではないでしょうか?
ご褒美でやる気を起こさせると、得意なことでも続かなくなるので注意が必要です。
親は子どものやる気を無理に起こさせるのではなく、子どもが自分で進んで取り組む環境をつくることが大切です。
そのため、子どもがやりたい!と思ったことは、一度満足するまでやらせてみるのがおすすめ。
でも時には、子どもがやりたくないことでも、やらせなければいけない事もあります。
そこでも、やりたくないという子どもの気持ちを尊重してやらせなければ、子どもに責任感がつかず堕落していってしまいます。
そのため、親は言い方に注意して、決定権は子どもに持たせるように、提案ベースで話をしていきます。
まずは子どもの”やりたくない”という気持ちに共感するところから「やりたくない気持ちは分かるよ」、その後は具体的にやってほしい理由を述べ「でも、ゲームをやめてお風呂に行ってもらわないと、お母さんは洗濯物が片づけられなくて困る」、最後に子どもに決定権を持たせる提案を「ゲームは何時に終わらせてお風呂に行く?」。ゲームを終わらせる時間を自分で決めることになるので、そこからは時間を気にしながらやるようになります。
ここで忘れてはいけないのが、この提案は子供をコントロールするためではなく、自立してもらうためという事です。
自分で決めたことを自分で守るということを、決定権を持たせることで学んでもらいましょう。
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年齢に合わせた課題を与える
赤ちゃんの頃から、お世話をすることが当たり前で、ある程度自分のことは自分で出来る年齢になっても、何かと手伝ってしまうことがありますよね。
でもそれは、子どもの成長の妨げとなる可能性があるので、子どもがある程度の年齢達した時、自分でできることは自分でやらせるようにしましょう。
例えば、子どもが学校に行く時間に間に合うよう、親が急かして準備をさせていませんか?
毎朝親の方が慌てて、イライラすることは間違っています。
学校に行く時間に間に合うよう、準備をするのは子どもの課題です。
そんな時は、学校に行く時間はいつなのかを子どもに確認し、用意が出来たら送るから教えてと、子どもに託してください。
そうすると、今まで準備にもたついていたように見えた子どもが、さっさと準備をしはじめるようになります。
時間に間に合わなくても、それは子どもの自己責任。
こうやって、少しずつ自分でできることを受け渡していき、子どもの自立を促します。
但し、最初から難しすぎる課題を与えると、子供の自信を逆に奪ってしまうので、年齢とタイミングは親が考えて、子どもに任せるようにしてください。
親である自分自身が気を付けるべきことは?
四六時中、子どものことばかり考えて、自分のことは後回しになっていませんか?
自分のことも大切にできなければ、子どもにも優しく寄り添う余裕がなくなることも。
子どもとの良好な関係のためにも、自分自身も大切にしてげることが大切です。
外に目を向けてみる
子育ては孤独を感じやすく、周りの人と比較して自分を責めてしまうことがあります。
そんな暗い気持ちになった時は、公園など、外に出かけてみてください。
家にいるとどうしても視野が狭くなってしまいますが、外に出ると、意外と他の親たちも同じく大変そうな様子が伺えます。
みんな大変なのは同じだと気づけたら、自分の大変な気持ちを素直に受けとめてください。
自然と「ゆっくりと頑張ろう」という、前向きな気持ちが芽生えてくるはずです。
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コミュニケーションを大切にする
子供の自立心を育てるには、親との良好な関係が外せません。
そのため、子どもとのコミュニケーションは、一方的にまくしたてるのではなく、相手の話を聞き、自分の考えも伝えることが大切です。
例えば、子どもの帰宅が遅くなったとき、「何でそんなに遅くなったの、遅くなるならもう帰ってこなくてもいい」と言うと、理由も聞かないまま、子どもが悪いと一方的に責めることになります。
そうではなく、「何でそんなに遅くなったの、帰宅が遅いから心配した。
遅くなるなら事前に連絡してくれたら安心する」と、相手の話を聞くと同時に、自分の気持ちも伝えてみてください。
後者の方が、心配してくれていたことが分かり、子どもも素直に話を聞き入れることができます。
子どもとは、しっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。
スキルアップよりも休憩時間の確保
親は子育てをする以外にも、仕事や家事等、毎日やるべきことがたくさんあります。
それを、毎日完璧にこなそうと奮闘し、上手くいかなかった時には、「自分にはもっとスキルが必要だ」と、さらに勉強まで始めてしまうことはありませんか?
実はその考え方が悪循環となり、さらに自分を追い込んでいるかもしれません。
時には、自分を労り、周りに助けを求め、心穏やかに過ごす時間が必要です。
これは、子育てに関わっている人すべてに言えること。悪循環に陥ると、己の弱みを見せられず、周りと打ち解けるのも難しいため、衝突してしまう危険があります。
衝突を避けるためにも、疲れた時にはすべてを投げ出して休む、そして心のタンクを満たしてください。
穏やかな心は自然と子供や周りの家族にも派生して、更にその周りにも広がっていき、好循環へと導きます。
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育児に関わる人を増やす
母親は産後、体内にオキシトシンが分泌されるので、自然と子供への愛情が沸くようになっています。
子どもも、抱っこされることで、ストレスが1/3に軽減されることが分かっているので、授乳でスキンシップができる母子は、強い絆で結ばれていきます。
父親も、積極的にオムツ替えをするなど、子どもに触れる機会を増やすことで、母親と同じように子どもと絆が結ばれることが分かっています。
体内で分泌されるオキシトシンの問題点は、育児に参加しない人へは攻撃的になってしまうことです。
育児休暇をとらずに仕事一筋の父親に対して、母親がイライラしてしまう理由はこの為ですね。
そのため、父親はもちろん、その周りの家族や親せきなど、出来る限り多くの人に育児に関わってもらうようにしてください。
そのためには、たくさんの人に子どもと触れ合ってもらいましょう。
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多様性を認める
多様性とは、分かりやすいものでいうと見た目や人種の違い、文化や宗教など。同じ国の人同士でも、そもそも誰一人として同じ見た目や個性を持つ人はいません。
そんな多様性を受け入れるには、まずは親自身も自分を認めることが大切です。
自分を認められるようになれば、心に余裕が出来、相手のことも認められるようになるからです。
親が多様性を受け入れられずにいると、子どもに対しても、「あの子はみんなと違うから、遊ばないほうがいい」と、間違った認識を植え付けてしまうかもしれません。
自分も含めて、人は誰も同じ人はいません。人の意見に左右されずに、自分を認めるようにしましょう。
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
子どもの自立心を育てるには、親も自分自身を認め、幸せに過ごす必要があることが分かりましたね。
本記事は、松村亜里さん著書の「世界に通用する子供の育て方」を元に執筆致しました。
近年注目されている、ポジティブ心理学に基づき、研究で効果が明らかにされている子どもの育て方について、分かりやすく解説されています。
子育てでモヤモヤしていることがある方に、おすすめの一冊です。
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