美は一日にして成らず!知っておきたい美容の基礎知識

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こんにちは!スタッフのsasaです。

めっきり寒くなり、乾燥しやすい季節になりましたね。年末年始は仕事も忙しかったり、子どもが体調を崩しやすかったり、ついつい自分のケアは後回しにしがちになっていませんか?

SNSを見ていると、みんなキラキラしていてお肌も綺麗、メイクも上手な人が多いですよね。そんな人が紹介している化粧品やスキンケアを見ると、ついつい自分も試しに買ってみるけど、いまいち使い方が分からなかったり、お肌に合わないなんてこともありますよね。たくさんの情報を見ていると、あれもこれもよく見えて、結局どうすればいいか迷子になっていませんか?

昔からずっと同じスキンケアを使っているから、そろそろ変えたいけど、どれが選べばいいか分からない。

ケアやメイクの情報はたくさんあるけど、自分に合うものはどれかな?

化粧品もスキンケアも、たくさん新商品が出ていて、どれを買えばいいのか分からない。

これらのお悩み、SNS等で答えを見つけようとするのは一旦ストップです!
大切なのは、自分の肌質を理解しそれに合ったケア用品を選ぶこと。メイクも基本が分かれば、時と場所に合わせたメイクの足し算・引き算が出来るようになります。勉強でもスポーツでもまずは基礎が大切なのと同じで、スキンケアやメイクのお悩みがある方は、まずは基礎知識を知っておきましょう!

スキンケアの基礎知識

スキンケアは、肌の油分と水分(バリア機能)を適切に保つことを目的としています。よくみずみずしいお肌と表現されますが、厚さ0.02mmの角層のバリア機能を保つことで潤いのあるお肌になります。お肌は28日前後の周期で細胞が生まれ変わるのですが、年齢とともにその日数は長くなるので、適切に古い角層を除去して、細胞を生まれ変わらせる必要があります。


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まずは自分の肌質を知ることから

肌質は4つに分類されます。肌状態を認識し、必要なケアを確認していきましょう!

脂性(オイリー)肌:皮脂量・水分量多い
洗顔後すぐにテカる。肌がゴワついたり、硬く感じる。毛穴の開き、黒ずみが目立つ。

定期的な酵素洗顔がおすすめ。油分は与えすぎないように。

乾燥性脂性(インナードライ)肌:皮脂量多い・水分量少ない
洗顔直後かさつくが、しばらく経つとべたつく。頬の毛穴が開きやすい。キメが粗く、ゴワつく。

保水能力が高まる化粧水がおすすめ。

ノーマル肌:皮脂量少ない・水分量多い
肌トラブルがあまりない。べたつかない程度に皮脂は出ている。肌全体はしっとりしている。

加齢により肌の保水能力が低下すれば、保湿力に着目したケアへ。

乾燥肌:皮脂量・水分量少ない
起床したタイミングでかさついている。小じわができやすい。肌荒れしやすい。

季節の変化に弱いため、バリア機能強化のスキンケアを。乾燥でシワができやすいのでアイケアも。

スキンケア用品を選ぶ

正しいスキンケアをする上で、まずは大切なのはケア用品の取り扱い説明書をしっかり読むことです。
使用容量や方法は守って使っていきましょう。
ケア用品に含まれている成分は、含有量の多い順に記載されているので、購入前に要チェックです。

セラミド     角層の細胞間を満たし、水分をつなぎとめる
ヒアルロン酸   保湿成分の代表格
コラーゲン    タンパク質の一種で肌にハリや弾力をもたらし、保水性が高い
ビタミンC    抗酸化、コラーゲン生成。誘導体として配合されることが多い
ナイアシンアミド ビタミンB3。美白、シワ改善、肌荒れに有効
レチノール    表皮のヒアルロン酸、真皮のコラーゲンなどの産生を促進。紫外線には弱い
天然保湿因子   アミノ酸や尿素など肌元来に備わっている保湿成分の相称

化粧水や乳液は、同じメーカーのものを選ぶことをおすすめします。また、使い始めてから効果を実感するために、最低2か月は使い続けてみてください。
肌は紫外線や摩擦・圧によってくすみやたるみになりやすいため、スキンケアの際には、ゴシゴシこするのではなく、撫でるように優しく手でつつみこむことが大切です。

スキンケアの各工程での注意点


画像出典:Pinterest

クレンジング
メイク汚れを落とすことからスタートです。親指以外の4本の指を揃え、手全体で下から上へずらし、小鼻やあご周りはらせんを描きながら落とします。デリケートな目と口の周りは最後に。ここまでを1分+すすぎは32~33度のお湯で、以上までをトータル90秒以内に済ませます。油性であるメイクは6~7時間で酸化するので、肌への刺激を防ぐため、帰宅後はできるだけ早くクレンジングをするようにしましょう。

指滑りがよくても、マッサージはしないでください。クレンジングの量は少なすぎず、日焼け止めを首まで塗っている時は、首までクレンジングを!

すすぎ
手にお湯をすくい、そこに顔を近づけて浸しながら流します。ぴしゃぴしゃと水をあてるよりも肌の負担が少なくなります。シャワーで流すのは滝行と同じで、水圧が肌の負担になるのでやめておきましょう。

洗顔
必ず泡をたて、泡に汚れを吸着してもらうイメージで、指や手のひらが肌にふれないようにしましょう。洗顔後は、やさしく水分を吸わせるようにタオルでふきます。
お風呂での洗顔の場合、必ずトリートメントの後に行います。

保湿
肌のバリア機能を正常に保つために、化粧水で水分補給をし、クリームの油分でふたをして保湿します。クリームを塗る時は内側から外側へ、摩擦がおきないようやさしく。肌の上に成分が残ったままにならないよう、手のひらの熱を使って、全体に浸透させるように包み込みます。目の周りや小鼻のわきは、指の腹を使ってください。

美容液は、これといった肌悩みがなければ使わなくてokです。より美肌を目指したいならば、取り入れてもいいかもしれません。

アイクリーム
スマホ等の凝視で凝り固まった目元は、血行不良になりトラブルがおきたり、ゴシゴシこすると色素沈着やシワの原因になります。また、皮膚が薄いため、アイクリームを塗る時は、目の周りにクリームをのせ、スライドさせずに薬指の腹だ優しく触れるように馴染ませるようにしましょう。乾燥しているなら、顔用のクリームを目元に厚くぬり、エイジングケアなら目元専用のクリームを使いましょう。

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メイクの基礎知識

メイクをする時、「目を大きく見せたい」「流行りのメイクをしなきゃ」とか、気にする必要はありません。メイクをする=健康的に見えるか、血色がよく見えるかという考え方でOKです。メイクをする時は、できればその日着ていく服を着て化粧をすると、服との色味や濃さの加減が分かりやすくなります。また、メイク道具は、メーカーが常に新しい技術で作ったものを出しているので、できれば毎年、手持ちのメイクを見直してみてください。自分にとって使い心地のよかったものがあれば、それををアップデートしていくという感じです。

メイク用品の選び方

◇下地を買うなら
うるおい肌になる保湿系がおすすめです。皮脂のテカリをおさえるタイプもありますが、時間がたてばパサツクこともあるので、使うならテカリが気になるところに部分使いをしてください。目の下のクマや頬の赤みが気になる方は、コントロールカラーの下地がおすすめです。

  • グリーン  赤ら顔、ニキビ痕が気になる部分に
  • ピンク   血色が足りない部分に
  • イエロー  くすみ、色むらが気になる部分に
  • オレンジ  顔色を健康的に見せたい時に
  • ブルー   黄みや赤みを抑えて、透明感を出したい時に
  • ラベンダー やわらかな透明感を出したい時に

◇ファンデーションを選ぶなら
ファンデーションは、自分の肌の色に合わせると、塗ったときに暗くなりがちです。そのため、明るめの色味をチョイスし、首まで塗ることで白浮きを防ぎます。ファンデーションにもいろんなタイプがありますが、色の濃さを調節でき、持ちもいいリキッドタイプがおすすめです。
コンシーラーは、クマや肝斑など広めに隠したい部分にはリキッドコンシーラーを、シミやニキビ跡の狭い部分には固めのコンシーラーが重宝します。


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◇アイメイクを選ぶなら
アイブロウは、ブラウン系の色味がマストです。毛は1本ずつ足すように描くので、1mm程の細いペンシルタイプを選びます。アイシャドウベージュとブラウン系がおすすめです。色が分かるように濃くつける必要はなく、自分の肌のいろが分かるくらいの薄付きでokです。アイライナーは、繰り出し型のダークブラウンは持っておきたい1本です。ペンシルタイプは、芯が固いので目のキワで力を入れて使いづらいです。リキッドタイプは強弱が難しく、失敗したとき目立ちやすいのでメイク上級者向けです。マスカラまつ毛の黒さを際立たせられるブラックを選びます。ブラシは細めを選んでまつ毛の際や細い毛もキャッチできるように。

◇リップを選ぶなら
まずは、塗ったときに自分の肌が明るく見える色を選びます。まずは基本の1本が欲しいと考えるなら、マットではなくツヤのあるベージュを、色で言うならピンクやコーラルベージュがおすすめです。

◇ブラシを選ぶなら
プロのメイクさんがよくブラシを使い分けてメイクしてますが、違いがよく分からない人も多いのではないでしょうか。これからブラシを買うなら、この4つのラインナップを揃えてみてください!

・大きくやわらかく毛量の多いフェイスブラシ
毛先が斜めにカットされ、コシのある質感のアイブロウブラシ
・柔らかい毛質のアイシャドウブラシ
・リップには、油分をすいこまないナイロンやポリエステルのコンシーラーブラシ

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メイクの基本のやり方

①まずはベースメイクから
まず基本のスキンケアをし、最後に顔全体に日焼け止めを塗ります。下地はスキンケア直後に、肌の粗や化粧崩れを目立ちにくくするうるおい系を、顔全体に伸ばします。色味が気になる部分があれば、そこだけにコントロールカラーをのせて、最後にファンデーションです。コンシーラーやフェイスパウダーは省いてしまってもok!ファンデーションは、顔の内側、逆卵型の範囲をきちんと塗り、その外側わぼかす程度にします。リキッドファンデの場合、両頬、額、鼻先、顎にのせたらあとはスキンケアと同様に内側から外側に向けてのばしていきます。外側には塗らず、スポンジを使いぼかしていきます。

②ポイントメイクは色ののせすぎを考えて
塗っていく順番は、
骨格をきめる

リップアイメイク(アイシャドウ→アイライン→カーラー→マスカラ)

血色をよくするチーク
の順で、全体の色味を調整していきます。

は1本ずつ毛を書き足していくイメージで書くと、立体的な眉に見えます。眉毛はほとんど処理する必要はありませんが、毛流れが気になるなら眉頭は上向きが多く、中心部は上下から生えている毛があり、眉尻は斜め下や横に毛が生えていることを意識し、ブラシでとしてから切ったり抜いたりしましよう。
また眉を描く前にフェイスパウダーをのせることで、皮脂やファンデーションの油分が抑えられ、ふわっと色をのせられるようになります。
書き方はまずパウダーでだいたいの形を整え、その後ペンシルで足りない毛を描いていきます。濃さは毛量が多い真ん中の色によせていきます。眉頭は色をあまりのせないようにします。眉毛が生えている一番下のラインは眉の背骨にあたる部分なので、そこを基準に下のラインを描いていきます。


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リップは、下地としてリップクリームをまず塗り、乾燥による縦皺を防ぎます。その後、唇の外側に残りのファンデーションをポンポンとのせます。口紅を塗るとき、柔らかな印象に見せたいなら丸みのあるフォルムを、シャープに仕上げたいなら、上唇の山から口角までは一直線に、くっきりと線をひき仕上げます。フォルムはリップブラシでいいですが、全体に色をつけるならコンシーラーブラシを使います。色の濃い口紅は手にとって調節しながらつけていくといいですよ。


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眼球がおさまっている骨のくぼみの部分であるアイホールは、かげて暗くなりくすんで見えやすいところです。また目元はエイジングサインが出やすいとので、変に色をつけると余計にエイジングサインが目立ってしまうこともあるので注意が必要です。基本のアイシャドウの付け方は、アイホール全体にツヤのあるベージュを、目のキワから中間までに淡いブラウンをのせます。一重や奥二重の人は、目をあけたときにブラウンが見えるように塗り幅を調整してください。下瞼にはさっと色をのせる程度でOKです。アイラインは必ずしもひかなくてはいけないものではなく、もしひくならまつげのキワをうめる様に描くといいです。まつげは、アルファベットの”J”を寝かせたようなカーブまで上げるようにすると、自然な目元になります。マスカラは塗る前に余分な液はおとして、つけたあとはコームでとかし完成です。


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③最後にチークを
アイメイクやリップで十分血色よくみえるなら、必ずしもチークをのせる必要はありません。塗るときは白い紙に桜の花びらがのった程度の色味を心がけます。塗る位置は、笑った時の頬の高さ。大きめのフェイスブラシを使い、ふわっとのせます。


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ヘアケアの基礎知識

髪の毛の状態は全体の印象を左右するほど影響が大きいため、スタイリングはもちろんですが、まずは基本のケアに時間をかけるようにしましょう。髪は、キューティクルが同じ向きに整列している状態が、きれいな状態です。ドライやーの熱、紫外線、キューティクルを強制的に開かせるパーマやカラーは、髪のタンパク質や水分が流出しすくなるので、ケアを怠るとボサッとした髪になってしまいます。基本のヘアケアは、”頭皮”と”髪”で分けて考えていきましょう。

髪の毛の洗い方


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まずは、パドルブラシでブラッシングをして、もつれをとることから
ジャンプーは36度くらいのお湯で予洗いをし、手のひらで泡立てたジャンプーでまずは軽く洗う。一度流して、もう一回シャンプーを泡立てて、指の腹を使い頭皮を優しく洗います。しっかりすすいだあとは、髪の毛の水気をきってからトリートメント。毛先だけにつけ、髪の毛の水気となじませるようにします。ダメージの強い毛先は、揉み込むようになじませます。トリートメントは残そうとせずにしっかり洗い流すことが大切です。
ドライヤーは後ろ・横・上の順にあて、仕上げに冷風をあてるとキューティクルが引き締まります。温風であっためるのは8割程度で、あとは冷風をあてて余分に熱をあてないようにしましょう

肌と髪の毛の健康は内臓から

肌や髪の毛の状態は、内臓の調子がそのまま出てくるので、体の内側からも整える必要があります。食事に含まれる食物繊維、魚や肉・大豆製品に含まれるタンパク質、米などの糖質をまんべんなく摂取することが大切です。


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体重を気にして過度なダイエットをするよりも、体型を意識した体つくりを心がけます。適度な筋トレは成長ホルモンを分泌させ美肌効果を発揮、また幸せホルモンのセロトニンが出るので、ストレス解消にも効果があります。体の内側から健康をめざすことが、美肌や美髪につながっていきます。

まとめ

スキンケアで大切なのは、まずは自分の肌質を知り、必要なものを取り入れることです。お肌に触る時は摩擦が起きないよう優しく、特に目元や口元は優しく触ることで、シワやたるみの防止になります。メイクの基本や化粧品・道具の選び方を知っておけば、自分に合う色等が分かるとともに、新作や新しいブランドが出たときも、選びやすくなりますね。ヘアケアも、お肌のケアと同様やさしく洗い上げ、しっかり洗い流すことが重要です。
自分の身体の状態を整えることも大切です。日ごろから食事や運動に気を付けて、身体の内側を健康にし、全体の調子を整えていきましょう。

本記事は、美容家の神崎恵さん著書「一生ものの基礎知識 美容の教科書」を参考に執筆致しました。美容の基礎知識が、イラスト入りで分かりやすく記載されているので、美容初心者の人にとっても読みやすい一冊です♪

sasa
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私もこの本を読んで、日々のケアを見直してみました。

膨大な数の化粧品やケア用品の中から、今の自分に必要なものが分かるようになりますよ!

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